<深山のものづくり>

【施釉→釉はがし→窯組(動画あり〼)】 器:コワケ二つ仕切り皿2018年08月24日

2004年の開発以来、深山で最も売れている器「コワケ」シリーズ。
やわらかな仕切りが和洋中いろんな料理を受け入れる仕切り皿。
積み重なりもよく収納も便利なこの器の焼く前の最終仕上げの工程をご紹介!

動画の最初に映りだす白く濁った液体が器の表面にガラスコーティングを施す『釉薬(ゆうやく)』
ざっくりと言うとガラスの粉が混じった水ですが、この液体に器を入れると、表面にしっかり付着します。

なぜ付着するかというと釉薬に浸す前の器は、素焼きという約800度ほどで焼き固められた状態なのですが、この素焼き状態のときは細かにみると穴がいっぱい開いている状態で、この穴の中に釉薬の水分が入り込むので一緒にガラスの粉も表面にくっつきます。
この作業を『施釉(せゆう)』と呼びます。

このガラスの粉がついた状態の器を、もう一度1350度くらいで焼き上げると器も釉薬もしっかりと融け、まさしくガラスのような表面になります。

しかし、テーブルに接地する場所にまで、この釉薬が付着していると台にまでくっついてしまうので、裏面だけ釉薬をはがす作業が『釉はがし』

この焼くために釉薬を施した器を、窯に入れる台車に詰め込むのが『窯組』の作業です。


この器には、二つ仕切り以外にも『三つ仕切り』『四つ仕切り』『六つ仕切り』『九つ仕切り』と5種類のしきりがあります。
一番人気は『三つ仕切り皿』。
おかずの盛り皿としても、お酒のつまみ皿としても、便利で大活躍。
また『九つ仕切り皿』はホテルのビュッフェなどで大活躍です。

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