2015年にデザイナー小野里奈さんと、私たちと同じ岐阜県瑞浪市で丸い形のものづくりを得意とする小田陶器さん、そして私たち深山の三者が一緒に作り上げた器が、この瑞々シリーズ。
先日のご案内の通り、9月の東京(銀座手仕事直売所)と福岡(西日本陶磁器フェスタ)のイベントに出展致しますので、改めてご紹介を!
まずは、ご案内をカタログから抜粋すると・・・
『毎日の食卓の主役は、器に盛り付けられる料理です。_
控えめではあるけれど、主役がみずみずしく映えるように、小田陶器と深山、そしてデザイナーの小野里奈が、毎日の食卓を思い描きながら共に制作する器。_
瑞々は、艶やかな青白磁とうす飴、往昔より普遍的に用いられてきた二つの表情をもつ器です。
昔ながらのほんのりとした青さやカラメルのような飴色の皿鉢の質感には、和洋どちらの料理にも映える懐の深さを感じます。
洋食はもちろん、香ばしいかおりの焼き魚や肉料理、煮物などの和食にも調和するようにと思いを込めて制作しました。』
といった内容です。
すっきりとした丸皿、隅切り形の落ち着きのある角皿と長皿、五寸と七寸二つの大きさの木瓜形の鉢、小ぶりな小鉢、多用途な長い鉢、気軽にお茶を楽しむ茶器と煎茶碗などいろんな形でいろんな大きさのの器たちを、透明感のある青白磁の青色とぽってり優しさの飴釉の二色の色合で展開しています。
小野里奈さんとの出会いは2014年。
ご縁がありデザインに携わって頂くことができ、当社と小田陶器さんの女性スタッフの主に三人で、後に瑞々が誕生することとなる企画がスタートしました。
食や器と親和性がある女性だけで開発が進むことで、暮らしにとって最適な器である。ということが大切にされたものづくりを行うことができたのだと、振り返ると感じます。
そして、そのチームがもう一つ大切にしてくれたことが、かつて世界中に洋食器を輸出していた国内有数の磁器の生産地「岐阜県瑞浪市」で生まれ培われ繋げられたものづくりの技術。
その技術でできることを大切に、良さを引き出すためにもギリギリまで修正を繰り返し開発し、しかし最終的に生産には無理のない、メーカーにとっても挑戦的で、かつ安心できる製品が誕生しました。
和洋にこだわることなく、幅広い料理が映えてほしいと願い誕生したこの器ですが、現在では、海外からの要望も増えていて、特に最近では韓国の方からも多くご注文を頂いています。
改めて、この器が幅広い料理と相性が良いのだなぁと実感しています。
これからも多くの方に是非お手に取って頂けることを願っています。
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